住田町上有住の観光地・滝観洞の事業年度(2月~1月末)内の入洞者が13日、平成3年度以来34年ぶりに2万人を突破した。昨年、滝観洞観光センターがリニューアルオープンして以降、来訪者は好調に推移。今年も積極的なPRを行ったことで、年間通じて県内外からの観光客でにぎわった。さらなる活気創出に向けて、センターを指定管理する住田観光開発㈱(松田栄社長)では、引き続き積極的な情報発信やイベント企画によるPR ...
第27回全国中学選抜卓球大会県予選会(県卓球協会主催)はこのほど、花巻市民体育館で開かれた。気仙勢は、団体の男女各部に大船渡一が出場し、女子が優勝で4年ぶりの全国切符を獲得。男子は惜しくも準優勝で全国出場にあと一歩届かなかったが、男女で高い実力を示した。 大会は、男女各部で4シングルス1ダブルスの団体戦を行い、予選リーグと決勝トーナメントで順位を決定。各部の優勝校に与えられる全国大会の出場権をかけ ...
県教育委員会による「今後の県立高校に関する地域検討会議」は15日、陸前高田市高田町の市コミュニティホールで開かれた。気仙3市町と釜石市、大槌町からなる沿岸南部地区の首長や教育長、各種団体代表者らが出席し、先月に県教委が公表した「第3期県立高等学校再編計画(当初案)」を巡って意見を交換。修正案では、高田・海洋システム科(定員40人)を令和10年度、大船渡東・食物文化科(同)を12年度に募集停止とする ...
大船渡市大規模林野火災に伴い、市が赤崎町と三陸町綾里で展開してきた被災建物の「公費解体」は、現地作業がほぼ終了した。222棟を対象とし、5月下旬に着手した作業では、がれき処理量が想定を上回る約9000㌧に達したが、仮置き場を活用するなどしてスムーズに進んだ。今後は所有者との立ち会い確認を完了させ、来月中には仮置き場の撤去も計画。更地と化した被災地では、がれきの処理・搬送から、新たな土地の利活用に向 ...
大船渡市魚市場を水揚げ拠点とする今季のサンマ漁は、今月5日の水揚げを最後に終漁を迎えた。大船渡魚市場㈱(千葉隆美社長)の市況などによると、水揚げ数量は8436㌧(前年同期比2786㌧増)で、令和になってからは最多となった一方、11月末時点で本州2位の宮城・気仙沼に追い上げられ、今月分を含めた実績では、本州一の座は譲ったものとみられる。大規模林野火災の発生や全国的な漁獲増加による休漁措置など、例年と ...
○…住田町のSUMITAチェーンソーアート杣遊会(佐藤清司会長)は、来年のえと作品制作を行っている。世田米の作業場に響く豪快なチェーンソーの音が、年の暮れ間近を告げている。 ○…同会は「森林・林業日本一の町」を目指す同町を拠点に、チェーンソー彫刻を通じた街並み整備や作品の特産品化などに取り組む。年末は翌年のえとをモチーフにした作品を制作しており、今年で15年目となった。 ○…作業は11月に始まり、 ...
大船渡市議会12月定例会は12日に開会し、当局は、大規模林野火災関連事業やクマ対策事業を計上した本年度一般会計補正予算など議案8件を提出した。避難所運営の経験を踏まえた災害備蓄品の充実、被災したテレビ共同受信施設復旧補助、3月の復興イベント事業開催などを見据える。クマ対策では、都市公園の伐採・刈り払いに関する事業費を盛り込んだ。各議案は最終日の23日(火)に採決が行われる。(佐藤 壮) ...
県中学校新人大会(県中体連など主催)はこのほど、県内各地で後期日程の6競技が行われた。気仙勢は、卓球競技の女子個人で大船渡一の松川明椰選手(1年)が初優勝したほか、複数の競技で上位入賞が相次ぎ、活躍が光る大会となった。 後期日程のうち、気仙勢はバレーボール、卓球、バドミントン、柔道、剣道の5競技に出場した。 卓球の女子個人トーナメントには、59人が出場。第1シードに入った松川選手は順調に勝ち進み、 ...
大船渡市三陸町越喜来字井戸洞地内の道路脇で7日、大船渡小5年の菅野彩月さん(10)=大船渡町=が、主に寒冷な高山帯に生息する野鳥・ホシガラスの姿を確認した。本州の平野部で見られるのは珍しいといい、菅野さんは、「この辺りでは見られない鳥なのでびっくり。どうしてこんなに低いところに来たんだろう」と、野鳥への興味関心を深めている。(新沼麻波) ...
8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震があった。震源の深さは約54㌔、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・5。気象庁は同11時23分、北海道と青森、岩手両県の太平洋沿岸に津波警報を発表。大船渡では最大20㌢の津波が観測された。大船渡、陸前高田両市は3902世帯8680人に避難指示を出し、多くの市民が避難所に身を寄せた。警報は9日午前2時45分に注意報に切り替わり ...
大船渡市末崎町の世界の椿館・碁石では今月に入り、早咲き種やサザンカなどが咲き始めている。来年1月25日(日)には第29回つばきまつりが開幕するほか、3月14(土)、15(日)の両日には市内では2度目の開催となる全国椿サミット大船渡大会が控える。関係者は本格的な開花シーズンにかけてのにぎわいに期待を込める。 館内では10月中旬から行われていた温室の屋根ガラス修繕工事が終わり、今月3日から通常開館して ...
盛岡市で猫専用アイテムの製造・販売を行うクロス・クローバー・ジャパン(太野由佳子代表取締役)は、2月に発生した大船渡市大規模林野火災で焼損した被災木を活用し、室内飼い猫向けの爪とぎ「がりがりマット」とおもちゃ「ちょいちょいBOX」を商品化した。販売予約を受け付けており、太野代表は「被災木の利用が課題となっていることを知らない人も多い。製品を通じて全国の人に課題を知ってもらい、さまざまな企業で被災木 ...